2015年を振り返る
2015年を振り返ります。
転職
6月に転職しました。環境は大きく変わりました。
自分が入った当時は日本語が喋れる人は全社で自分を入れて2人しかおらず*1、どうなることかと思いましたがなんとか生きています。
自分はSolutions Engineerっていう、まあ平たく言うとプリセールスです。日本のお客様と接することが多いのでその時は日本語を使いますが、社内のコミュニケーションは当たり前ですが全て英語です。最初は泣きそうでしたが、今でも辛いことに変わりはないですね。。まあ慣れてきたけど。GitHub社員はみんなナイスな人が多く、英語に関しては周りの人に助けてもらいながらなんとか生きています。
どれくらいリモートなのか
自分はお客様訪問が入っていない日は基本的に自宅で働いています。ざっくり、週2日は自宅です。3日はお客様先に訪問してその流れで東京のオフィスに行くみたいな感じ。出社する日も、午前中は自宅で働いていることが多いかもしれません。やはり通勤時間がゼロというのはとてつもなく快適です。通勤時間の無駄加減を本当に強く感じるようになりました。
ご存知の通りGitHubはリモートワークの会社なので、チャットルームとGitHub.com*2が本当のオフィスです。物理的なオフィスは飾りです。
出張は多いのか
6月にOn-boardingでサンフランシスコ、7月にSummitでサンディエゴ、10月にGitHub Universeでサンフランシスコ、翌週に講演で韓国、12月にはイベントで神戸、大阪、京都に行ってました。結構多い、のかな。
リモートワークの会社だけど、必要に応じて集まったりするのと、イベントをよくやるのとあって、みんな割と世界中を飛び回ってる印象があります。
執筆、講演など
仕事についてはこのくらいで、その他について。
著書が4刷になり、韓国語に加えて中国語版も出ました。ありがとうございます! ikeike443.hatenablog.com
レビューしたJenkinsの本が2冊出ました。
CEDEC2015に招待いただき、講演いたしました。
あと来年、一本連載が始まりそうなのと、あと今書いてる本がきっと出ると思います。。
執筆、講演のご依頼は来年も待っていますので是非お願いします!
OSS活動
うーん、OSSの会社にいながら全然できてない。。もうPlay Frameworkとは全く関わってないし。。
Git-It-Electronっていうgit初心者向け教材の日本語化くらいかなあ。。 github.com
来年頑張ります。。
レビューしたMastering Jenkinsが出ました
レビュアーとして参加した本としては3冊目になると思いますが、またPactpubから本が出ました。
Jenkins中級者向けに、主に大きな組織にどうやってJenkinsを導入してCIを実現していくかという観点で書かれています。セキュリティ要件を満たすためのアレコレについて触れつつ、一方でCDに関する目配せもあって中々意欲的な本だと思います。
英語ですが、それでもいいという方は買ってみてもいいんではないでしょうか。
Kindleでも入手できます。
- 作者: Jonathan McAllister
- 出版社/メーカー: Packt Publishing
- 発売日: 2015/10/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
Ruby Kaigi 前前夜祭 と Ruby Kaigi
先日、Fastlyさん、TravisCIさんという普段から仲良くさせてもらってる2社と合同でRuby Kaigi前前夜祭を行いました。
場所は渋谷のDotsでした。当日の様子です。
急な告知だったにも関わらず、140人も来てくださいました。ありがとうございます!
当日は弊社含めて3社で簡単なトークをしました。GitHubの分については私が担当してトークしました。当日の資料です。
割りと笑いも取れた気がするし、うけたっぽいのでよかったです。
昨日、今日、明日はRuby Kaigiですね。
一日目の昨日はお寿司が振る舞われました! やった!!
ちなみに会場においてたステッカーが一日目でなくなっちゃったので、二日目の分を持ってきたのですが、
Deployed. Take it! #rubykaigi pic.twitter.com/SFdDvsLSFs
— Takafumi Ikeda (@ikeike443) 2015年12月12日
Oh man... Already gone... I'll redeploy it sometime #rubykaigi pic.twitter.com/ZYoekHqzeU
— Takafumi Ikeda (@ikeike443) 2015年12月12日
すぐなくなってしまいました。。
Redeployed, take it! #rubykaigi pic.twitter.com/tGrdJ2fOap
— Takafumi Ikeda (@ikeike443) 2015年12月12日
再デプロイしたんだけどこれも一瞬だった。。
見かねた同僚のMuanがさらにデプロイしてくれたんだけど、
Taking over the mission from @ikeike443 – GitHub のステッカー redeployed 😍 #rubykaigi pic.twitter.com/d0sKouQGQn
— Mu-An 慕安 (@muanchiou) 2015年12月12日
Re: https://t.co/O180wAPo5f, jk, they were gone in 5 minutes. We will be back tomorrow with more! #rubykaigi 🐙🐱
— Mu-An 慕安 (@muanchiou) 2015年12月12日
これもすぐなくなっちゃいました。ありがたいことです。
GitHubとOctocatを皆さんが愛してくれていることをすごく強く感じてうれしかったです。
明日もMuanがステッカーを持って行くと言っていたので、まだもらってない人はぜひどうぞ。
『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢』を読んだ
ベイエリアで10年、シアトルで5年働いたという著者による本。ハウツー本というよりも、米国企業で働く際の心構えとか、実際にありえるメリット・デメリットの説明と言った感じ。
書きっぷりがかなりバランス感覚に優れていて、どっちがいい悪いという言い方にはなっていないのが好印象。
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
- 作者: 竜盛博
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ?渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
- 作者: 竜盛博
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
レイオフの話も体験談含めて書かれていて参考になった。子供の教育の話なんかはリアルに問題になるなーと思いながら読んだ。
もうすでにソフトウェアエンジニアとして働く上で、たとえ日本で働いていたとしても英語の読み書きは必須レベルになってると言っていいと思うし、どうせ日常的に英語の読み書きをしているならそのままアメリカなり海外の企業で働いてもいいんじゃないかと思うのも自然なのかもと思った。
ほとんどの人にとって、問題になるのは英会話の能力だと思うけど、これは英会話を日常的に使用する環境に身を置かないと解決しないので、悩むより先に海外の企業を受けてみたほうがいいんじゃないかなあとは思った。
著者の方も書いているけど、日本で高等教育を受けそれなりの大学を出ているような人であれば、英語の読み書きの能力は一定以上のレベルをすでに超えている人がほとんどな気はする。結構難しい英語の論文を読みこなす力のある人はいるよね。問題は発音と聞き取り能力、それと日常的な会話の語彙なんだけど、それは使い始めればなんとかなるんじゃなかろうかと思う。
海外の企業を受けようという人でコーディング面接が気になる人は下記の本が参考になるかも。ただ日本語じゃなくて英語で読んだほうがいい気はするけど(英語で面接しないといけないので)。
世界で闘うプログラミング力を鍛える150問 ~トップIT企業のプログラマになるための本~
- 作者: Gayle Laakmann McDowell,秋葉拓哉,岩田陽一,北川宜稔,Ozy
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 143人 クリック: 7,806回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
世界で闘うプログラミング力を鍛える150問 トップIT企業のプログラマになるための本
- 作者: Gayle Laakmann McDowell
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ちなみに、読んでて思ったんだけど、最近の日本のWeb系企業は、ワークスタイルとかエンジニアの処遇とか、だいぶアメリカナイズされてきたなーという印象も同時に持った。書かれてる内容にそんなに驚きや違和感がなかったので。(あーこれ日本のXXって企業でも似た感じだなーみたいな)
あと、弊社も募集してます。
しばしば「GitHubって日本でエンジニア職を募集してないんですか?」って聞かれるんだけど、募集してますよ。弊社は明示的にLocationを書いてないかぎりは基本的に住んでる場所がどこだろうが気にしてません。なのでいつでもどうぞ! https://t.co/qwl3ax5b9R
— Takafumi Ikeda (@ikeike443) 2015, 10月 4
Tech Planet 2015 で講演してきました
10月7日にSK Planet主催で韓国にて行われた Tech Planet 2015 にて招待されて講演してきました。
講演の様子は録画されてたのでそのうち公開されると思います。この辺で -> README | SK플래닛 기술 블로그
ちなみにスライドは英語で作りましたが、講演は日本語で行いました。英語よりも日本語のほうが韓国語に翻訳しやすいかなーという考えからです。 なので講演の様子は動画で後日みてもらうとして、写真を少し紹介。一番最後にスライドも公開してあります。
会場はロッテワールドホテルでした。でかかった。ちなみにこれは隣りにあるモール。これも異常にでかい。
受付の様子。
プログラム。
会場は1000人以上入る大ホール。実際1000人ほど来場してたみたい。基調講演をここで行ったあと、このホールを3分割してブレイクアウトセッションを行う感じ。
僕の講演に来てくれた方。300人位いたっぽい。立ち見もいてありがたい限りです。
講演の様子。謎のアニメGifでどうぞ。メディアの人が写真をとってくれました。
講演のスライドです。同僚のOSCONでのこの講演と、自分のCEDECの時の講演を組み合わせたイメージのものです。
あと当日この動画も流しました。最初ネットワークトラブルでうまく行かず、講演終了後に流す形になっちゃいましたが。GitHubが目指している世界がよく表現されてます。
GitHub Universe
Hubberとしておもにイベントのお手伝いの目的で参加してきました。
開催前日の会場の様子。
会場の外観。Pier70ってとこなんだけど、倉庫ですな。
defunkt登場。キーノートです。
懐かしのロゴ。
NASA。月の話が面白かった。
Etsy。開発に関するエモい話。面白かった。
スポンサーさんによるベンチ。
カップアート。
Pixarによる1日目のクロージングキーノート。かなり楽しい話だった。
GEによる2日目のクロージングキーノート。
2日目、OpenDataの取り組みのセッションがあり、日本から国土地理院の藤村さんが登壇されました。東日本大震災や御嶽山噴火の際の取り組みなど発表されました。 国土地理院は早くからGitHubリポジトリを持っており、Open Dataに深くコミットされています。 実は日本の政府関係者が海外の技術カンファレンスに登壇するのは歴史上初めての事のような気がします。この辺は後日詳しく記事になるんじゃないかなーと思います。
会場の様子。
Octoshop。僕はここでショップスタッフみたいなボランティアをしてました。
参加者のノベルティです。OctocatのミニフィギュアとYubico提供のYubiKey、ノート、特大ステッカー。
最後に記念写真。
セッションの様子はすべて録画されており、ここから視聴できますよ!
韓国で講演することになりました
GitHubberとしてはじめてのカンファレンス登壇です。(CEDECは一個人としてだったので) http://techplanet.skplanet.com/speaker_track3.html
http://techplanet.skplanet.com/eng/speaker_track3.html
SKが主催しているみたいだけど、GoogleさんやLINEさん、Flickr(=Yahoo)さんからの登壇者もいますね。よくみるとGoogle JapanのIanさんがいる。話したことないんだけど、向こうでお話できるかもしれないね。
韓国でも僕の本は一応売ってるはずなのですが、どれくらい売れてるのか確かめに行ってみますw(多分売れてないと思う)
なにげに初韓国です。ロッテホテルに泊まれるらしいので、割と楽しみです。
10月7日に講演しまーす。
それと、10月1日、2日にあるGitHub UniverseにもHubberとして参加しますので、参加予定の方、ぜひあちらでお会いしましょう! githubuniverse.com