デモやプレゼンをするときに使っているツール
僕はいまソリューションエンジニアというロールで、お客さん先で GitHub や DevOps(バズワード)的なツールのデモをやったり、セミナーやカンファレンスでトークすることが多いのですが、デモやプレゼンをするのに自分が使っているツールをまとめておくと誰かがもっといいものを教えてくれるかもしれないと思い、ここに書いておくことにしました。
別のアカウントを作る
まず最初にやってるのがこれで、Mac上に、普段使いとは別のデモ用アカウントというのを作っています。デモやプレゼン中にFacebookのメッセージが飛んできたり、Slack上のふざけた投稿とかが出てきて場を凍らせないようにするためですw
共有したいファイル(VMのイメージとか、プレゼン資料とか)は /Users/Shared/
以下に置いています。ものによっては Dropbox を使って共有しているものもあるけど。Dropbox を使う場合は、デモ用アカウントのほうでは一部のフォルダだけを同期対象にしておくことで、同期でふんづまってしぬことを避けています。
デモ用アカウントの方は壁紙とかも気を使って、明るいものを使っています。具体的には下記の壁紙を使っています。
Mousepose
Mousepose というツールがあって、これを使うとマウスポインタの周りに人の注目が集まるようなエフェクトを掛けたりとか、マウスクリックを可視化したり、キーボード入力中にキーボードを入力していることを視覚的に分からせたりすることができます。 www.boinx.com
これはすごく便利で、これなしではデモンストレーションができないと言ってもいいくらいです。どんなものかは下記で動画が見られるので参考にしてください。
https://www.boinx.com/mousepose/inaction/
Keeping You Awake
これは Mac が自動的にスリープに入ってしまうのを防ぐツールです。
普段は10分位でスリープに入るようにしているのですが、プレゼンやデモの最中には、画面を静止した状態で10分以上議論したりすることも多いですよね。そういう時に不意にスリープに入らないようにできます。
Divvy
Divvy はウィンドウを素早く任意のサイズにリサイズできるツールです。ショートカットの割当もできるので、素早くウィンドウを2分割、3分割、4分割表示にするみたいな芸当が可能になります。
ブラウザを2つ同時に開いて比較してみせる用途などに使えます。似た機能をもつソフトは他にもありますが、これが一番使いやすいんじゃないかなあと思います。El Capitan の標準機能では満足できない方におすすめ。
Monosnap
自分はプレゼンで動画を多用するのですが、Monosnapは動画を簡単に作るのにも使えます。キャプションなども付加できるし、アニメGifにもできます。スクリーンショットを撮るにも便利です。
こんなところですかね。ほとんど有償ですが、できることから考えるとどれもとてもお買い得です。
第一回 GitHub オフィスアワーをやります
渋谷のdotsさんで、4月13日に、こんなイベントをやります。イベントと言ってもトークやLTがあるわけではなく、GitHubberが机に座っているので気軽に来てもらって、聞きたいことを何でも聞いてもらう、という趣旨のものです。一応今回は予約制にしているので、リンク先から申し込みしてください。
内容は何でもよくて、普段僕らがどういうふうに働いているのか、みたいな話でも、企業に導入するにはどうしたらいいのか、とかでもいいです。CIやCDの実施について相談があれば、それもお答えできると思います。
本当になんでもいいので、気軽に来てくれると嬉しいです。当日は日本から5,6人、オーストラリアから2人ほど参加する予定です!
ThinkITで連載を始めました
GitHubについて機能や使い方、意外と知られてないことなど様々扱っていきたいと思います。日本語の記事がないために知られていない機能も多くありますので、少しでも日本の皆さんがGitHubを理解する助けになればと思います!
第一回の記事は下記からどうぞ! thinkit.co.jp
PayPal Tech Meetup #1 でちょっとしゃべりました
プラットフォームというテーマで、ということだったので、こんな感じのことを喋りました。
HeavenとかJankyとか、もう結構前からあるけど、この辺の話とかデモとかニーズがあればまたどこかで詳しくしゃべろうと思ってます。
GitHubのトレーニングに役立つリンク集
※最初に断っておきますが、この記事はもちろん、このブログ全体もそうですが、私の個人ブログであって、会社の公式見解とは一切関係ありません
自分のチームや会社でGitHubを使いたいんだけど、チームメンバーにGitHubを使ったことのある人が自分以外いないよ、みたいなケースがあるかと思います。
そんな時に役立つリンク集を紹介しておきます。
英語のリソース
- GitHub Guides
- GitHub Training YouTube channel
- GitHub Services curriculum "Kit"
- Pro Git 2 eBook
- GitHub Git Cheat Sheet PDF
- More GitHub Training Classes: https://training.github.com/classes/
日本語でも入手可能なもの
YouTubeのこのコースには実は日本語の字幕がついています。(GitHubの他のビデオにも付いているものが結構あります)
YouTubeで日本語字幕を有効にする方法を紹介しますので役立ててください。このコースは git init
や GitHub のアカウント作成から始まって、 git reflog
や git rebase
まで教えてくれますので、最初の学習にうってつけだと思います。
Pro Git は日本語版もあります。これが最もベーシックでわかりやすい書籍だと思います。
チートシートも日本語版があります。
git-it-electron はハンズオンで git と GitHub を学べて最後に Pull Request まで作れるアプリです。GitHub の主催する Patchwork というイベントで使っていますが、個人で自習することもできます。リンク先のバイナリには日本語版が含まれています。
その他
3rd party 製のハンズオントレーニングサイトで、英語ですが分かりやすくて良い教材だと思います。
これはトレーニング用の教材というよりは git の各コマンドの結果ブランチがどう作られていくのか、HEAD がどう動いていくのかをビジュアルに見せてくれるツールです。オンラインで試すこともできます。git のコミット、ブランチ、HEAD の概念をメンバーに見せたりするのに便利です。 3rd party 製です。
2015年を振り返る
2015年を振り返ります。
転職
6月に転職しました。環境は大きく変わりました。
自分が入った当時は日本語が喋れる人は全社で自分を入れて2人しかおらず*1、どうなることかと思いましたがなんとか生きています。
自分はSolutions Engineerっていう、まあ平たく言うとプリセールスです。日本のお客様と接することが多いのでその時は日本語を使いますが、社内のコミュニケーションは当たり前ですが全て英語です。最初は泣きそうでしたが、今でも辛いことに変わりはないですね。。まあ慣れてきたけど。GitHub社員はみんなナイスな人が多く、英語に関しては周りの人に助けてもらいながらなんとか生きています。
どれくらいリモートなのか
自分はお客様訪問が入っていない日は基本的に自宅で働いています。ざっくり、週2日は自宅です。3日はお客様先に訪問してその流れで東京のオフィスに行くみたいな感じ。出社する日も、午前中は自宅で働いていることが多いかもしれません。やはり通勤時間がゼロというのはとてつもなく快適です。通勤時間の無駄加減を本当に強く感じるようになりました。
ご存知の通りGitHubはリモートワークの会社なので、チャットルームとGitHub.com*2が本当のオフィスです。物理的なオフィスは飾りです。
出張は多いのか
6月にOn-boardingでサンフランシスコ、7月にSummitでサンディエゴ、10月にGitHub Universeでサンフランシスコ、翌週に講演で韓国、12月にはイベントで神戸、大阪、京都に行ってました。結構多い、のかな。
リモートワークの会社だけど、必要に応じて集まったりするのと、イベントをよくやるのとあって、みんな割と世界中を飛び回ってる印象があります。
執筆、講演など
仕事についてはこのくらいで、その他について。
著書が4刷になり、韓国語に加えて中国語版も出ました。ありがとうございます! ikeike443.hatenablog.com
レビューしたJenkinsの本が2冊出ました。
CEDEC2015に招待いただき、講演いたしました。
あと来年、一本連載が始まりそうなのと、あと今書いてる本がきっと出ると思います。。
執筆、講演のご依頼は来年も待っていますので是非お願いします!
OSS活動
うーん、OSSの会社にいながら全然できてない。。もうPlay Frameworkとは全く関わってないし。。
Git-It-Electronっていうgit初心者向け教材の日本語化くらいかなあ。。 github.com
来年頑張ります。。